読書を趣味にする人にとっては「本を読むのに最適な椅子が欲しい」と思うものですよね。私自身も本を読むのが好きなため、読書用の椅子を探し求めていました。
しかし気軽に椅子を買うわけにもいかないので、読書に合う椅子はなんだろうと考えながらいろんな店舗を回り、長年迷ったのち選んだのがニーチェアエックス。
この記事では
- 私がどうしてニーチェアを読書用に選んだか
- 実際にニーチェアを使用してデメリットに感じたところ
について書いています。
読書が好きで「ニーチェアは読書に合うのかな?」と考えている方にとって参考になれば嬉しく思います。
読書用にニーチェアを選んだ理由
私は迷いに迷ってニーチェアを選びましたが、それには3つの理由があります。
持ち運べるという大きなメリット
ニーチェアは折りたたみ式の椅子。しかも重さは6.5㎏。女性でも運べる重さです。つまり、どこにでも持っていけるということ。これはものすごく重要なことだと思いました。
というのも、読書をされる方は共感いただけると思うのですが
本はその本を読むシチュエーションや場所もとても重要
だということ。読書好きは、こう考えています。
あの場所であの本を読みたい
と。読書好きにとって、本を読む状況はとても重要なのです。
私は、インドへの海外旅行に行ったときに、ホテルで沢木幸太郎さんの深夜特急を読みました。
著者である沢木さんが最初に目指したのはインドのデリー。沢木さんはバックパッカーで私は観光旅行でしたが、おなじ国にいる、という感覚はとても嬉しく高揚感がありました。
まるで沢木さんの辿った感覚を追体験しているような、不思議な感覚。言葉で語るのはむずかしい感情ですが、初めてのインドで感じる、不安と楽しみが混在したような独特の感覚をいまだに忘れることができません。
さすがに海外は極端な例ですが、ニーチェアはコンパクトに持ち運びができる椅子なのでどこにでも持っていくことができます。
時には縁側でひなたぼっこをしながら。時には書斎でひっそりと。庭に出して、たき火をしながら本を読むのもいいですね。
インドアな趣味に思われがちな読書ですが、実は外とも繋がっていると思うんですよね。
背もたれと肘が読書に向いている
ニーチェアの背もたれは高く、身体全体を預けることができるため、長時間座っても疲労感を感じにくいです。
硬いフレームが入っている椅子だと背中が痛くなってしまいます。しかし、ハンモック状になっているニーチェアは身体の一部に負荷がかかりにくいため、長く座っても疲れにくいのです。
また、背もたれの角度もベスト。これ以上背もたれが倒れすぎると本を読むときに読みにくく、かと言ってこれ以上直角だとくつろげないので長時間座っていられません。
このニーチェアの倒れすぎず、起き過ぎずという角度が絶妙なバランスなのです。
また、ひじ掛けの高さも本を読むときに便利な高さです。本を持ちながら肘を置くことができるので、腕が疲れにくいというのもポイントが高いです。
オットマンの中毒性
ニーチェアには別売りでオットマンがあります。オットマンとは足置きのことですが、チェアとオットマンの2つを揃えるとさらに快適に読書を楽しむことができます。
また、オットマンは置き型なので使う人の身長を選びません。小柄な方はチェアにぴったりとつけて使えますし、身長の高い方は少し離して使うことができます。
読書だけでなく映画を観るときも、オットマンがあるのとないのとでは座り心地が格段に違います。長時間座る読書では、本当にオットマンがおすすめです。
和室に置ける
通常、こういった一人掛けのラウンジチェアは、和室に置くことは適していません。畳の上に4本脚のチェアを置くと部分的にへこませたり、畳へのダメージがあるためです。
もちろん、4本脚のチェアでもじゅうたんを敷くなどの方法で畳を傷つけない対策は可能です。しかしニーチェアの場合は持ち運べるというメリットがあるため、常にチェアがじゅうたんの上にあるわけではありません。
ニーチェアの脚の形状は、長い二本足です。畳に接地する部分の面積が広いため、畳にダメージを与えることなく使用することができます。また、ニーチェア自体の重さも軽いため置きっぱなしにしても跡が付くこともありません。
実際に使用してデメリットに感じた部分
おおむねニーチェアでする読書は快適ですが、デメリットや不便に感じた部分もあります。
立ち上がりがちょっと大変
ニーチェアエックスは、座面に深い角度がついていてリラックスできる反面、立ち上がりがちょっと大変です。
読書をするときは頻繁に立ち上がるわけではないのですが、ついつい夢中になって時間が経ってしまいますので、近くにサイドテーブルを置いて飲み物などをすぐ飲めるようにしておくか、ペットボトルの飲み物などを手もとに置いておくといいかもしれません。
立ち上がりのことだけを考えると、ニーチェアロッキングのほうがだいぶ楽ですね。
サイズが大きい
ニーチェア+オットマンを組み合わせると、長さが130cm~140cmほど。
横幅はそこまで大きくありませんが全長が長めなので、置く場所は考えなくてはなりません。
寝室などのコンパクトな部屋で使いたいと考える場合は、お部屋のサイズをあらかじめ確認しておく必要があります。
これは逆にいうと
各部屋にニーチェアの置くスペースを作っておく
ことで解決できることではあります。
それぞれの部屋に別々に好きな椅子を置くのも良いですが、ミニマリスト的に持ち物を極力少なくして生活するのは意外に快適なものです。
重い本には向かない
当然ですが本を持ちながら読むため、重い本を長時間持ち続けるのは大変です。
肘掛けは使えるものの、ハードカバータイプで厚めクラスの本は長時間読むのは大変ですね。とは言え、そもそもどんな椅子を使っても重い本を持って読むのは大変なので、ベッドやソファに寝転んで読むのがいいでしょう。
また、私自身はkindleを使用して大半の本を読んでいます。kindleは文庫本並みの重さのためほとんど気になりませんでした。
余談ですが、私は紙の本でなくてもいいもの(例えば人と共有しない本など)は電子書籍で買うようにしました。kindle端末は持ち運びが楽なので、特に資料的に読み返す本などは常に持ち歩きができるので重宝しています。
まとめ・読書用の椅子を選ぶ判断基準とは?
私はこのニーチェアを選ぶ前に、ほかのたくさんの椅子とどれにするか検討していました。もっと座り心地の良いイスもありましたし、デザイン的に好みの椅子もありました。
それでも、私がニーチェアを選んだのには理由があります。その理由は、読書用の椅子という観点からは少し離れてしまいますが
という点。映画を観たり、縁側でリラックスできるという状況もいいなと考え、多目的に使えるというのを考えた結果がニーチェアの選択につながりました。
もちろん、これは私の場合です。お住まいにゆとりがあれば本を読むためだけの部屋があってもいいですし、ベッドを読書の場としてもいいでしょう。
良かったら、私が読書用の椅子を探す際に迷った椅子もご紹介していますのでご覧ください。
また、最後になりますが実はニーチェアには2種類のモデルがあります。
- フラット脚タイプ
- ロッキングタイプ
これに関しても私は迷いましたが、結果的にニーチェアエックス(フラット脚タイプ)を選択しています。同じく、これも下記の記事にて書いていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
読書用の椅子選びの参考になれば幸いです。
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