ニーチェアにラグは必要?おすすめのラグやサイズについて詳しく解説

ニーチェアにラグは必要?おすすめのラグやサイズについて詳しく説明

日本が誇る名作家具、ニーチェア。脚の形状から、和室でも洋室でも使える仕様になっています。しかし、フローリングの床でニーチェアを使う場合には、キズがついてしまわないか心配ですよね。

実際に、傷防止のために絨毯やラグをニーチェアの下に敷いて使う方も多いです。

ニーチェア公式サイトより画像をお借りしています

今回の記事では、ニーチェアにはラグが必要なのか?また、どのくらいのサイズが良いのか?について記事を書いています。

私も愛用している、ニーチェアの新たな魅力をぜひ知っていただければ嬉しいです。

こんなことを書いてます
  • ニーチェアにラグは必要?
  • ニーチェアにはどんなサイズ・形のラグが合うか
  • ニーチェアにおすすめのじゅうたん・ラグ
2024年5月追記しました

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目次

ニーチェアにラグは必要?

フローリングで使う場合

まず、そもそもニーチェアにラグは必要なのか?という点について、結論から言います。

「ニーチェアエックス(フラット脚)」と「ニーチェアロッキング」のどちらを使っている場合であっても

木製のフローリングで使う場合には、ラグはあったほうがいい

です。

ニーチェアは軽量ですが脚が金属のため、座っているうちに床に傷をつけてしまうことがあるため、やっぱり傷防止の方法はあったほうが良いです。

特に杉やヒノキ、パイン(松)などの針葉樹系のフローリングは柔らかいためキズやへこみが付きやすく、ニーチェアを購入する時に同時にラグを用意することをおすすめします。

傷がつきやすい床にはラグがおススメ
傷がつきやすい床にはラグがおススメ

逆に、オークやウォールナット、アカシヤなどの堅いフローリングの場合は、フラット脚だったらなくても良いかもしれません。(ロッキングの場合はやっぱりあったほうがいいですが)

といっても、あえてキズやへこみを付けながら、愛着を持って使うという考え方も私は好きなので、その場合はもちろん必要ありません。

和室(畳)で使う場合

対して、和室の場合はどうでしょうか。

ニーチェアの脚の形状は畳を傷つけないデザインになっていますので、そのまま置いても問題はありません。フラット脚はそのままでOKですし、ロッキングも大きくキズを付けるわけでないので、いずれの場合もなくても問題ありません。

もちろんコーディネート的にラグを使ったり、ニーチェアが滑らないように使う方は多いので、使うのも全然アリです。

ただし、和室で敷物を使う場合に注意していただきたいのは、

畳の上にラグを敷きっぱなしにしない

ということ。

カビやダニの原因になってしまうため、畳に絨毯やラグを敷くときには注意が必要です。これはニーチェアに限ったことではなく、和室全般の過ごし方になりますね。

畳に民族調のラグを使うのもおススメ
畳に民族調のラグを使うのもおススメ

もし、ラグを敷きっぱなしにしたい場合には

  • 通気性の良いラグを使用する
  • 畳を樹脂製のものにする

などで軽減できることもあります。

ラグの裏側がラテックス(ゴムのように固まっているタイプ)のものだと、かなり湿気がたまってしまうので、使うときだけ敷くほうが良いですね。

ニーチェアにおすすめのラグのサイズは?

ニーチェアのサイズは、幅61×奥行76cm(ロッキングは76.5)です。サイズ感を踏まえまして、おすすめのラグサイズは以下の通りです。

ニーチェアロッキングの場合

ロッキングタイプにおすすめのサイズ

ニーチェアロッキングの下に敷く場合、私のおすすめするラグサイズは

幅100×奥行120cmくらい

です。

サイズに対して少し大きめですが、これくらいあるとかなり快適です。

大きめにしているのは、足元までカバーできる(足をついても暖かい)ことと、見た目のバランスが良いからです。
(もしニーチェアを置くだけ、であれば60×100cmあれば納まります)

ロッキングの場合はオットマンはなくてもいいですね。ゆらゆら動くロッキングとオットマンの相性はあまり良くないため、単体使用が良いと思います。

またロッキングは動くため、ラグの毛足が短めのほうが使いやすいです。

ニーチェアロッキングには毛足短めのラグが◎
ニーチェアロッキングには毛足短めのラグが◎

ニーチェアエックス(フラット脚)の場合

ニーチェアエックス(フラット脚)におすすめのサイズ

ニーチェアエックス(フラット脚)の場合は、

①オットマンを使う場合は幅100×奥行150cmくらい。
オットマンを使わない場合はロッキングと同様、幅100×奥行120cmくらいがバランスが良いです。

ロッキングの場合と同じように、最小サイズだと幅70×奥行100cmあれば置くことはできますが、バランスを考えると大きめがおすすです。

ニーチェアにおすすめのじゅうたん・ラグ

それでは、ここからは具体的にニーチェアにおすすめのラグをご紹介させていただきます。

また、おすすめを分かりやすくするため、表を作りました。

ニーチェアの種類すすめのラグサイズ
ニーチェアロッキング100×120cm 程度
ニーチェアエックス(単体で使う)100×120cm 程度
ニーチェアエックス(オットマンと合わせて使う)100×140~150cm 程度

ニーチェアロッキング・ニーチェアエックス(単体)におすすめのラグ・3選

ライン入りジュートラグ φ120cm 円形

インド製、ハンドメイドで作成されたジュート(麻)のラグです。丈夫でしっかりしていますが、ラインが入っているからかナチュラルになりすぎない、ちょうど良いデザインです。和にも洋にも合わせやすいです。

Kroca デザインラグ 100×120cm

Krocaデザインラグは本来は玄関マット用に作成されたものですが、もちろん室内でも使用できます。カフェのようなインテリアや、北欧に合わせたり、韓国風のインテリアにも合わせやすいです。

毛足が短く裏に滑り止め加工が施されているため、使い勝手が良いのもポイントです。

BICASA ES-RUG140×100cm 

インテリアショップBICASAの、ES-RUGです。白と黒のモノトーンカラーなので、スタイリッシュなインテリアシーンや、シンプルモダンにも合わせやすいです。

毛足が柔らかいので、足を乗せたときにもふんわりとした感覚が気持ちいいです。

ニーチェアエックス(オットマン使用)におすすめのラグ・3選

Re:CENO トラベル ラグマット 100×150

Re:CENOで販売している、TRAVELラグマットです。しっかりと織り込まれていて耐久性が高いため、使う場所や使い方を選びません。シンプルなので、ニーチェアのカラーがどんなタイプでも合わせやすいです。

ライフファニチャー オリジナル 手織りラグ 100×140

ライフファニチャーのオリジナルラグ。インドの職人による手織りのラグです。ウールがメイン素材として使用されており、オールシーズン快適に使えます。素材感があるので、ナチュラル部屋や北欧インテリアと相性が良いです。

ベルギー製 ウィルトンカーペット 100×150

最後に紹介するのは、モダンに寄せたカーペット。幾何学模様のデザインなので、モノトーン部屋やシンプルモダン部屋にはかなり相性のいいデザインですね。

毛足がない(毛先がループ状になっている)ので、ニーチェアの脚の美しいデザインを隠すことなく見せられます。

どうしてもラグを使いたくないあなたへ

床に傷は付けたくないけど、ラグも敷きたくない…。そんなあなたへは、以下の方法があります。

  • フェルトテープを使用する
  • 滑り止め(透明タイプを使用する)

フェルトテープを使用する

フェルトと両面テープが一緒になったようなもので、ニーチェアの脚の裏側にピタッと張ることができるものがあります。片面はフェルト素材なので、ニーチェアをすっと滑らせて移動することができます。

ただし、難点としては横から見ると少し見えてしまうのがちょっとだけマイナスです。

滑り止め(透明タイプ)を使用する

フェルトテープでは見た目が…と言う場合は、透明の滑り止めシールを使用しても良いかもしれません。家具の分野ではあまり使われないものなのですが、工芸店などではガラス製品などの割れやすいものの下に貼って使うことがあります。

透明で見た目が良いのですが、全面に貼る両面テープよりは剥がれやすいため、注意が必要です。

まとめ ラグでも楽しもう

ニーチェアの傷防止の策について記事を書いてきましたが、インテリアコーディネーターとして意見を申し上げると、せっかくだから小さなラグを置いて楽しむ、ということをおすすめしたいです。

現在は海外を中心とした流行ですが、「レイヤードラグスタイル」というラグの敷き込みスタイルがあります。メインの大きなラグを敷き、そこに1~数枚のラグを重ねるという方法です。

ぜひレイヤードスタイルにも挑戦して欲しい
ぜひレイヤードスタイルにも挑戦して欲しい

部屋にある住人が、自分の思い思いのスペースを演出するように、色や柄の組み合わせで楽しむインテリアです。

大きなラグはシンプルにして…上に重ねる小さなラグは鮮やかなものにする。敢えて、和室ではヴィンテージキリムみたいな民俗調のものを合わせる…。など、ラグはもっと部屋を楽しむために欠かせないインテリアアイテムです。

特にニーチェアの場合は、持ち運びができるという大きなメリットがありますので、小さめのラグを一緒に移動して自分だけのパーソナルスペースを作るというのはおもしろい選択肢だと思います。

和でも用でも使える上に、持ち運べてデザイン性が高い。ニーチェアはまぎれもなく、日本を代表する名作家具です。ぜひ、ニーチェアのある暮らしを楽しんでくださいね。

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この記事を書いた人

家具のコーディネートを中心としたインテリアコーディネーター・スタイリストをしています。ジャンル問わず家具やインテリアを好み、民芸品や器、デザイン家電や植物などにも興味があります。
だいたい家にいますが、たき火は好きです。夢は、庭の広い古民家を買って、本を読みながらたき火をして過ごすこと。旅行も好きですが半径5メートルで世界が完結すればそれでもまた良し。

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