ニーチェアの脚は「フラット」「ロッキング」のどっちにするか問題

ニーチェアはフラット脚かロッキング脚か
ニーチェアはフラットかロッキングか

「ニーチェア」と「ニーチェアロッキング」どちらを買うか迷っていませんか?私(管理人)もどちらにするか非常に迷い、結果的に「ニーチェアエックス」を購入しました。今回の記事では、私がなぜ「ニーチェアエックス(フラット脚)」に決めたのか?決め手のポイントは何だったのか?について記事を書いています。

なお事前情報として、インテリアショップの方を通してメーカーさんに「どちらが売れているか」を確認したところ、ほぼ半々とのことでした。つまり、世の中ではほぼ同じ人気ということです。

※ニーチェアには「ニーチェアエックス」「ニーチェアエックス ロッキングタイプ」の2種類がありますが、分かりやすくするため、通常のニーチェアを「フラット脚タイプ」と表現しています。

出典:FUJIEI STOREs
目次

管理人が「ニーチェアエックス(フラット脚タイプ)」を購入した理由

冒頭でも書いていますが、私は迷いに迷って「ニーチェアエックス フラット脚」を購入しました。ロッキングではない、脚がフラットのタイプです。なぜ私がニーチェアエックスを購入したのか、理由は次の通りです。

本を読む椅子が欲しかった

「本を読む椅子が欲しい」これは本好きが考えることの多いテーマではないでしょうか。私も週に1~2冊ほど本を読むため、読書用の椅子をずっと探していました。

様々な候補の中からこのニーチェアを選択したのは、いろいろなことに使いやすく座り心地もいいというのが決め手でした。ニーチェア以外にも読書用の椅子候補はありましたが、手軽さと価格のバランスが非常によく、現在の私の生活には合っていると感じました。

オットマンとの組み合わせの相性良し◎

ニーチェアには別売オプションとしてオットマンがありますが、このオットマンとフラット脚タイプの組み合わせが最高なんです。足を投げ出して座れるので、太ももの裏が痛くなったりすることがありません。長く座るのであれば、オットマンは必須です。

しかしこのオットマン、どうしてもロッキングのタイプとは相性が悪いです。専用設計ではないため、ロッキングに合わせるとオットマンがやや低めなのです。映画をよく見る私は2時間座りっぱなしになることも多く、長時間座るにはどちらがいいのか、ということも考えて選びました。

実際、本を読んでも映画を観ても、オットマンがあると居心地がよく、ウトウトしてしまうこともあるくらい座り心地が良いです。

フラット脚は畳に傷がつかない

フラットタイプのニーチェアの脚はソリのような形状です。ソリ脚は古くからある国産家具に採用されることのある構造で、接地面が大きいため一か所に荷重がかかりにくく、畳の上で使用しても傷がつきにくいのが特長です。ニーチェアはどこへでも気軽に運べるので、和室で使うことも想定しておきたかったためです。

もちろん、ラグやカーペットを敷けばロッキングも畳の部屋で使えますが、畳の上でロッキングを使用した場合は床に座る人との目線が合わないため、和室でのロッキングチェアは向いていません。

ニーチェアは和室に合う
ニーチェアは和室に合う

ロッキング機能をあまり使わない

そもそも、ロッキングをあまり使わないのでは、と感じました。というのも、以前私はロッキングチェアにあこがれており、イームズのロッキングチェアRAR(ハーマンミラー製)を2年ほど使用していました。

しかし、案外ロッキング(ゆらゆら揺れる機能)をしませんでした。思い出したようにたまに揺られるのですが、本を読むにも映画を観るにもあまりロッキング機能を使うことは少なく、ロッキングチェアを処分してしまった経験がありました。店頭で座るとロッキング機能は魅力的に映るのですが、実際家ではほとんど使わないだろうな、とイームズチェアの教訓から学んでいました。

コミュニケーションがしやすい

ロッキングタイプの座面高は43cm。フラット脚タイプは35cm。8cmくらいの差ですが、実際に座るとけっこう違います。ロッキングタイプは椅子に座るのに近く、フラット脚のタイプは低めのソファや床に座るのに近い。これは、ただ高さが違うというだけではなく、家族とのコミュニケーションの取りやすさにも関わってきます。

それは、視線の高さ。特に小さな子供がいる場合は生活の高さが低い位置になりやすく、座面が低いタイプのほうがコミュニケーションがしやすいといえます。現在、管理人に子供はいませんが、友人などが集まることもあるため、座面が低いというのも選ぶポイントでした。

コミュニケーションのしやすさ
コミュニケーションのしやすさはすごく大事です

オリジナルデザインだから

ちょっと誤解のある見出しかもしれません。どちらもオリジナルデザインであることは間違いありませんが、最初に発売されたのはフラット脚タイプです。(1970年)その後にロッキングタイプ(1972年)が発売になっています。ニーチェアは紛れもない名作ですが、名作として紹介されるのは「ニーチェアエックス(フラット脚タイプ)」が多いです。最初に出たモデルだからですね。

私はインテリア業界で働いていることもあり、家具が好きです。家具好きとして「あの名作」が欲しかった、んです。これは機能的な選び方ではなく只のこだわりなので、ご参考程度に考えてくださいね。

実際に使ってみたニーチェア(フラット脚タイプ)のいいところ・悪いところ

管理人は実際にニーチェアを購入し、2年ほど使っています。そんな中で感じた良いところと悪いところを紹介していきます。

特にこれから購入を検討されている方は、悪いところをチェックしてみてください。

ニーチェア(フラット脚タイプ)の良いところ

軽くて折りたたみができる

何よりも、動かすのがすごく楽です。普段はしまっておいて、本を読むときや映画を観るときに出すのも苦ではありません。また、数回外に持ち出しました。さすがにアウトドアチェアほどコンパクトにはなりませんが、キャンプの椅子よりも座り心地はいいので、すごく重宝しました。

2年間の間に引っ越しもしましたが、分解の必要がないため自家用車で簡単に運べたのも良かったです。

座っていても疲れにくい

やはりニーチェアフラット脚は座り心地もよく、長時間座って映画などを観ていても疲れにくいです。座面は帆布でできており、お尻や背中に当たる部分にはフレームがありません。いわゆる「底付き感」がなく、ハンモックっぽい座り心地とでもいいますか、長時間座っていても快適です。

所有感があり満足

やはり、デザインのパワーがあります。シンプルで無駄のないデザインなので、あるだけで絵になります。私はミニマリストではありませんが、モノを厳選するとしたらきっとニーチェアを選ぶと思います。

ミニマリストにとっては「必要最低限のデザインの美しいものを置く」というこだわりを持つ方も多く、椅子のマスターピースとして日本の誇るニーチェアは、ミニマリストがもつ唯一の椅子になれる傑作だと感じます。

ミニマリストならニーチェアを選ぶと思う
ミニマリストならニーチェアを選ぶ

ニーチェア(フラット脚タイプ)のイマイチなところ

立ち上がりにくい

ニーチェアエックス(フラット脚)の形状上腰が深く落ち込むため、立ち上がりがしにくいです。アームに手をついて、ヨイショと立ち上がらなくてはなりません。立ち上がる時はロッキングタイプのほうがだいぶ楽です。

食事や書きものには向かない

後ろに大きく倒れるラウンジチェアのため、お食事をしたり書き物をしたりなどの作業に向きません。あくまで、リラックスするための椅子です。膝の上にノートパソコンを載せて操作するくらいならできますが、使いやすいとは言えません。

映画を観る、本を読むなどの姿勢には向きますが、前かがみになるような作業系の姿勢には向きませんので注意が必要です。

スペースを取る

ニーチェアエックス(フラット脚)とオットマンの組み合わせは、場所を取ります。幅方向にではなく、奥行き方向に場所を取るため、テレビの前に置く場合は斜めに振ることになると思います。

単体で使う場合には何も問題はありませんが、L字の配置でレイアウトする場合はソファに干渉する可能性もありますのでご注意ください。

やっぱりニーチェアは名作

シンプルな部屋に置くモノは厳選しよう

ニーチェアはカレーライスを目指して作られた椅子、と言われています。それはつまりカレーライスのように、皆から愛される椅子にしたい、と。こういうストーリー性のある椅子が私は好きです。デザイナーズチェアという言葉はキザですが、デザイナーの想いが反映されている製品は本当に愛すべき商品ばかりです。

ニーチェアのデザイナーである、新居猛(にいたけし)はこんなことを言っています。

座り心地を落とさず、とにかく安く。道具のように役立ってこそ椅子

私はこの言葉にやられました。家具はどこまでいっても道具なんだ、と。道具とは一般的に性能を優先するものです。しかし、最小限の構成で道具を作ったら美しいデザインになったことにとても魅力を感じました。

家具やプロダクト(工業製品)の名作とは、極限までシンプルなものが多いです。デザインには流行がありますが、道具である物に流行はありません。

これからの時代は、厳選したものを少量だけ所有する時代になるのではないでしょうか。ぜひ、身近なものほどこだわってくださいね。

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この記事を書いた人

家具のコーディネートを中心としたインテリアコーディネーター・スタイリストをしています。ジャンル問わず家具やインテリアを好み、民芸品や器、デザイン家電や植物などにも興味があります。
だいたい家にいますが、たき火は好きです。夢は、庭の広い古民家を買って、本を読みながらたき火をして過ごすこと。旅行も好きですが半径5メートルで世界が完結すればそれでもまた良し。

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