アポテーケのオイルバーナーは一生モノ。3年使って感じたことまとめ

快適なインテリア空間にとって欠かせないものは、心地よい香りです。さまざまなメーカーやブランドからアロマポッドやアロマデュフューザーが発売されています。

私はこれまでも1,000〜2,000円程度のリーズナブルなアロマポッドをいくつか所有し、気分で変えながら使っていました。しかし、引っ越しをきっかけに

一生モノのアロマポッドが欲しい

と思い立ちました。

引っ越しのとき、部屋の整理をする中でアロマポッドがいくつも出てきて、そのどれもが「ちょっとだけ好き」みたいな感覚だったのです。どれも好みではあるものの、一生使い続けたいというほどの思い入れはなく、なんとなく物足りなさを感じていました。

私自身はミニマリストではありませんが、たくさんのモノでスペースをとってしまうのが嫌なので「持っているのはひとつだけ。でもすごく気に入っている」というライフスタイルに憧れて、一生モノのアロマポッド探しを始めました。

そして時間をかけて私が選んだのは、アポテーケのフレグランスオイルバーナー購入時は少し躊躇した金額でしたが、しまい込んでいただけの複数個のアロマポッドの合計金額と同じくらいでした…。

3年間使い続けた今も、これぞ一生もののアロマポッドだと感じています。

これぞ一生モノ。 アポテーケ フレグランスオイルバーナー  (※アポテーケ公式サイトより引用させていただきました)

今回の記事では

  • なぜ私がアポテーケのオイルバーナーを選んだか
  • 3年使って感じたデメリット
  • 迷った他のアロマポッド候補
  • まとめ・3年使ってみての感想

目次

なぜ私がアポテーケのフレグランスオイルバーナーを選んだか

高級感のあるデザイン

初めて見た時、2枚の金属プレートと耐熱のグラスだけで構成されるシンプルさが印象的でした。アウトドア道具のような最小限のパーツ構成ですが、素材に真鍮やガラスが使われているためインテリアの置物としてもモダンな魅力を感じました。

私の中でのアロマポッドのデザイン選択基準は「かわいい」ではなく「引き締まった」デザインでした。かわいいものは飽きる気がして、凛としたデザインのモノを探していました。

アポテーケのデザインは、購入前に家のどこに置くかイメージしてみましたが、ほどよく存在感のあるデザインでどこに置いても様になるだろうと感じました。

大容量のグラス

これまでにいくつかのアロマポッドを使用しましたが、アポテーケのオイルバーナーは水の容量がダントツに多いです。その容量とはなんと80ml。

他社製の商品では多くても50mlほどなので、水の補充をせずに長い時間アロマオイルを楽しむことができます。仕事が終わって帰宅し、夕食後から寝るまでの間ずっと補充なしで使えるくらいの容量です。

アロマオイルの香りは、リラックスできるというだけでなく「気分を切り替えるスイッチ」としても必要だと思っています。仕事が終わり、仕事モードだった脳を家モードに切り替えるための儀式のようなものです。

家でアロマオイルを焚くことで脳をリセットさせて、くつろぎの時間を長く過ごすためには大容量のタイプが良いなと考えました。

水皿が透明なグラスというメリット

よくある陶器タイプのアロマポッドはあとどれくらいで水を補充したらいいのかが分かりにくいのがデメリットでした。その点アポテーケのオイルバーナーは水を入れる部分が透明なグラスなので、離れたところからでも残りの水量が分かりやすいです。

空だきも起こりにくいので安心感にもなりますね。

(とは言え、ついつい何度も空だきをしてしまいましたが特に問題は起こりませんでした。)

また、透明なことでろうそくの火が見えるのも良いです。温まったグラスにぶくぶくと気泡が浮かび、オイルが部屋に広がっていく様子を見ているのも癒しの時間です。

後ほど紹介する、Aesop(イソップ)のオイルバーナーもデザインはとても好きだったのですが、イソップのモノは炎が見えないため、動きのあるインテリア的として楽しめるアポテーケを選択しました。

経年変化を楽しめるブラス(真鍮)素材

アポテーケのオイルバーナーは、2枚のプレートを十字型に組み合わせることでスタンドにするのですが、このプレートがブラス(真ちゅう)でできているのです。

ブラス素材は経年変化をする金属です。空気に触れ、少しずつ黒ずんでいきます。この黒ずみは磨けば元通りに金ピカにすることもできますが、酸化するままにしてアジを出すのが私は好きです。同じものを長い時間使うことで、少しずつ変化していくのがいいんです。

ちなみに真鍮とは銅と亜鉛の合金で、代表的なところでは5円玉の素材に使われています。古い5円玉を見ると、黒く変色しているものがありますよね?あんな感じでシブく変化していくのが本当に良い味になるのです。

※以前はステンレスモデルもありましたが、廃版となったようです

3年使ってみて感じたデメリット

3年間使う中で感じた、デメリットもあります。分かっていればさほど気にならないのですが、これから購入を検討される方の参考になればと思い、感じたことを書いておきます。

透明キャンドルがやや高価

アルミカップのキャンドルは安いのに…

デザインや見え方を考えると、キャンドルは透明のものを使いたいです。透明のものは、ポリカーボネート製の容器に入っているタイプが売っているのですが、よく売っているアルミカップのモノのほうが安いのです。

しかし、デザイン的なことを考えるとアルミカップはイマイチ映えない。せっかくなので、見た目も楽しみたいので透明なものを使っていましたが、1個当たり数十円違うのはちょっともったいない気もしました。(まぁ、アルミカップでもいいんですけどね…)

なお、アポテーケのティーライトキャンドルは価格がちょっと高いので、国産でなじみのあるカメヤマ製のキャンドルを使用していました。

ちなみに私が買っているのは、このキャンドルです。

透明なカップのキャンドルを使うことで、よりシンプルさが増しますね。

風に弱い

全面オープンで火が見えるデザインはすごく気に入っているのですが、窓を開けているときやエアコンの風が吹いているときはキャンドルの火が揺らぎやすいです。

もちろん、消えるほどの風はそうそうありませんが、アウトドアなどに持ち寄って楽しむのはちょっと難しいかもしれません。

持ち運びに注意

先に書いた通り、フレグランスオイルバーナーは2枚のプレートを使用して組み上げます。2枚が十字型に組み合わさり、プレート自体がスタンドになります。

このプレートには上下がある(上に来るプレートと下に来るプレートがある)ので、持ち上げるときに上のプレートだけを持ち上げてしまうと、下のプレートがバタンと倒れてしまいます。その際にグラスが乗ったままだと落下して割れてしまう可能性があるので注意してください。

対策としては、ちゃんと確認して下側のプレートを持ち上げるか、両方のプレートをしっかりと抱えて持ち運びすることです。

【おまけ】他に迷った候補を紹介

購入したのはアポテーケのオイルバーナーですが最後まで迷っていた、甲乙つけがたい候補が他に2つあります。デザインはどちらもすごく好みでしたが、いろいろな事情を考えて断念したものです。

Aesop(イソップ)のオイルバーナー

デザインはすごく好きで、イソップの香りも好きだったので最後まで迷いました。しかし、家に置くにしてはデザインが良すぎるのでは?と感じました。

変な言い方ですが、デザインがあまりにも洗練され過ぎていて、逆に浮いてしまうのでは?と思ったのです。

また、アポテーケでメリットに上げている「大容量のグラス」という部分の利便性にも勝てず、断念しました。

FAZEEK(ファジーク)のオイルバーナー

同じくデザインは好きだったのですが、丸いタイプの水皿は洗うときに滑って落としてしまいそうで、つい敬遠してしまいました。ピンクのモデルがあるのですが、それがものすごくお洒落で好きだったのですが…。

結構お気に入りのグラスとかも割ってしまうことがあるので、ちょっと使いこなす自信がありませんでした。

ちなみに、アポテーケのオイルバーナーもガラスの水皿ですが、単品での購入が可能です。まだ割ってしまったことはありませんが、あとから購入ができるのも安心ポイントでした。

まとめ・3年使った感想

3年使っても飽きは来ず、とても満足しています。毎日使うわけではないですが、週に2~3回はアロマを楽しんでいます。

夏にはシトロネラ(蚊が来ないらしい)オイルを焚き、秋にはラベンダーや柑橘系。冬はヒノキなどのウッディなものを楽しんでいます。また、家に仕事を持ち帰って来た時はローズマリー(集中力アップらしい)など、場面で香りを使い分けて楽しんでいます。

飽きが来ずに長く使えているのは、長い時間かけて吟味したのと、機能的に満足なものを選んだこと、デザインが好みのものをチョイスしたことが大きな要因だと感じます。

比較的シンプルなものを選びましたが、けして私は「シンプルが最高!シンプルしか選ばん!」というシンプル至上主義者ではありません。 皆様にも、ただただ長く使うものを選んでほしいのです。

これはどんなものにも言えますが、高ければ良いわけではないです。かと言って、安いもので良いものはとても少ないです。長く使うのであれば、それに値する品質や使い勝手のものを選ぶのが良いのだと感じます。

私は実際に使ってみて、一生モノとして使い続けたいと感じています。この記事が、読んだ方のアロマポット選びの参考になれば幸いです。


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この記事を書いた人

家具のコーディネートを中心としたインテリアコーディネーター・スタイリストをしています。ジャンル問わず家具やインテリアを好み、民芸品や器、デザイン家電や植物などにも興味があります。
だいたい家にいますが、たき火は好きです。夢は、庭の広い古民家を買って、本を読みながらたき火をして過ごすこと。旅行も好きですが半径5メートルで世界が完結すればそれでもまた良し。

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