インテリアの家具選びがひと段落すると、部屋に小物を飾りたくなりますよね。今回のブログでは、インテリア小物の選び方や、飾り方について書いています。
この記事は個人的な感覚強めで書いていますので、コラム感覚でお読みいただければ幸いです。
(そもそも)インテリア小物とはどんな物があるのか
インテリア小物と一口に言っても、様々なものがあります。例えば、
- 置物やオブジェなどのディスプレイ雑貨
- 植物や花など、ナチュラルな小物
- 写真やポスター、絵画などの、ヴィジュアル小物
など。
今回は、実用性のあるデザイン家電などは小物としては考えず、あくまで装飾のためのインテリア小物をテーマとして考えています。
飾り方や選ぶもののポイント
違和感のあるものを飾りに使う
インテリア小物を飾るときは、周りの物の中で「少しだけ違和感のあるもの」を置くのがおすすめです。
例えば、木製のテレビボードに飾りを置きたいときは
陶器や磁器の置物などの無機質なもの
などがいいですね。木製のものに木製の小物だと、調和しすぎてしまい目立ちません。「違和感のある」という言葉は「アクセントをつける」と考えてもいいですね。
もし、この状況で木製のインテリア小物を選ぶ場合は、色が違う木材で選ぶのがいいですね。同じ色であればたくさんの種類を置いて、アクセントにするのがいいでしょう。
逆に、無機質なものには、自然のものを置くのがおすすめです。
- スチールの棚に、小さな植物を置く
- ガラスのテーブルに木製の小物を置く
など。
周りのものと差をつけることにより、少し目立たせて目線を集めるポイントにするのがインテリア小物の役割と言えます。
飾り方のポイントは「道具として見えないように」
飾り方のポイントは一つだけです。
道具として見えないように飾る
ということ。
道具はそこに「置いて」あるように見え「飾ってある」とは認識されにくい、ということです。
デザインの良い器をインテリア小物として使いたい場合、サイドボードの上に置けばそれは飾りと言えますが、ダイニングテーブルの上におけば、食器に見えます。
それが「道具」と「装飾」の境目です。その場所にあって当然のものは「道具」として認識されやすいです。
インテリア小物は家具とも連動させる
インテリア小物は、部屋の色使いをコントロールする上でも使えます。
例えば「真っ赤なクッションを使いたい」と考えている場合、クッションだけが仲間外れにならないように小物で同じ色を足すと調和します。赤いクッションの場合は、赤い花を一輪生けるだけでも雰囲気がガラッと変わります。
インテリアは、家具だけで完結しません。小物が入って部屋全体として調和が取れるのです。
逆に言えば
どうしても使いたい家具があるけれど、部屋に合いにくい
といった場合は、小物をバランスよく飾って馴染ませることもできるのです。
センスの良い小物とは何か
何だかよくわからないものを飾る
今回の記事の大切なポイントかと思いますが、センスの良い小物とはなにか?と考えたとき
私なりの結論としては
何だかよく分からないもの
ではないか?と思っています。
お店で何と言って注文していいのか分からないもの
と、言えば良いのでしょうか。つまり、全く実用的でないモノがセンスの良い小物ではないかと考えています。(ちょっと極論かもしれませんが)
オブジェ一つ取ってみても、なんだかわからない抽象的なものほど「ぽい」気がします。私も一応インテリアのプロではありますが、ディスプレイに関しては万人が納得する正解がないと言うのも本音です。
プロでも小物選びは難しい
以前、日本でもトップクラスのとあるインテリアスタイリストさんとお話ししたことがありますが、その方は、スタイリングを自分の感覚だけで決めているとお話しされていました。
たくさんの小物を現場に持ち込み、置いたり外したりを繰り返してフィーリングで決める、と。つまり、百戦錬磨のプロでも現場に来るまで正解がわからないということです。
インテリア感は時代と共に変わる
海外のインテリア例を見ると、オブジェのセレクトが奇抜なものが多いです。
しかし、時代と共にその感覚は変わっていくものです。
例えば、ヨーロッパのモダンインテリアの中に、たくさんの漢字が書かれた屏風(びょうぶ)が置かれていることがありました。
初めは違和感が強すぎる印象でした。しかし、雑誌などでそんなコーディネートをたびたび目にするようになり、見慣れるととてもおしゃれに感じるのです。
ファッションと同様、権威のあるスタイリストやメーカーが「これってオシャレだよね」と世に認知させることで市民権を得て、ミスマッチ→高等なテクニックセンスと昇華するのです。
インテリア小物が買える場所
インテリアショップや雑貨店
インテリアショップや雑貨店ではディスプレイ用の小物が売っていることが多いです。
実用的なものの中でもデザインのいい物が多いため、まずはインテリアショップで小物探しをすることをおすすめします。
古道具店やアンティークショップも面白い
「古道具店」や「アンティークショップ」などもおすすめです。
これらのショップでは、実用的ではないような古びたものも置いてあります。この手の古いものは、現代の家には似つかわしくない雰囲気を持っていて、これがいアクセントになります。
民芸品もアリ
民芸品もディスプレイとして面白いインテリアになります。特に、モダンインテリアが好きな方にはおすすめ。
例えば、ガラスキャビネットに民芸品を飾るミスマッチ感がインテリアとして部屋に深みを出すことができます。
まとめ
現代では、あらゆるものがインテリアになり得ます。本来であれば仏壇に飾るはずの仏像だってディスプレイになりますし、川で拾って来た流木だって立派なオブジェになります。
要は
そこに意志を持って飾る
というのが大切です。それがお部屋の個性になり、空間のアクセントになるのです。今回の記事では小物選びについて書いて来ましたが、テクニック的なポイントは下記の2つだけです。
異素材で組み合わせる
道具として見えない方法で飾る
あとは、お好みのものをお好みの場所に飾ることを考えてみてください。それがインテリアを楽しむきっかけになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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