今回の記事では、unico(ウニコ)の人気のソファをご紹介します。
私はインテリアコーディネーターという仕事柄、さまざまな年代やライフスタイルのお客様へソファのご提案をすることがあります。
その中で、unico(ウニコ)は人気も高く、お勧めすることが多いブランドです。今回の記事では、unicoのソファの私のイチ押しポイントと、おすすめなポイントをご紹介させてください。
- unicoはどんなインテリアスタイル?
- unicoの人気ソファ3選
unico(ウニコ)のスタイル
unicoの得意なインテリアスタイルは?
木材をふんだんに取り入れ、張地の種類も豊富なため様々なインテリアに広く合わせることができますが、中でも下記のスタイルが「unicoの得意なスタイル」と言えますね。
- ナチュラルインテリア
- 北欧
- シンプルモダン
- ヴィンテージスタイル
unicoはインテリアのトレンドを取り入れるのが早いため、毎年雰囲気が少し変わることがありますが、一貫しているのは上記のスタイルです。他のブランドとの組み合わせで言うと、無印良品やモモナチュラル、SWITCHのようなインテリアブランドとは相性がいいですね。
自社にてオリジナル商品を開発・販売していますが、照明器具や雑貨は他のメーカーから仕入れていることが多いようですね。
unicoのソファのおすすめポイント
unicoのソファのおすすめのポイントとしては
- シンプルデザインでインテリアに合わせやすい
- 張地の種類が豊富
- カバーリング(カバーが取り外せる)タイプが多い
- コストパフォーマンスが高い
仕事柄、様々なメーカーのおすすめのソファを見ることがありますが、unicoのソファはシンプルでインテリアに合わせやすいものが多いです。
シンプルが行き過ぎると、ホームセンターで売っているようなチープなデザインになりがちですが
unicoは
シンプルだけどシンプル過ぎない
という、絶妙なバランスなんですよね。張地のバリエーションも豊富でお部屋に合わせやすいです。
また、コストパフォーマンスも良いです。当前ながら価格と品質はある程度比例していますが、unicoのソファは、他のメーカーの同じ価格帯のソファと比べると質が高いです。
unicoの人気ソファ3選
ここからは人気のソファを少し掘り下げて解説していきますね。
また、迷われている方に向けて、あえてデメリットも書いていきます。ショップやメーカーに属していると、この「デメリット」ってあんまり言いにくいんですよね。
私のような中立的な立場だからこそ書けるようなことなので、ぜひ合わせて読んでほしいです。
TREL(トレル) カバーリングソファ
TREL(トレル) カバーリングソファのおすすめポイント
unicoの定番ですが、まずおすすめなのはこのTREL(トレル)ソファシリーズ。unicoのソファの中でも、一番人気なのがこのトレルです。
このソファの一番のおすすめポイントは
アームの幅が14cmあるため、枕代わりに寝転がることができる
という点。
アームが幅広のタイプは他のメーカーにもありますが、トレルはカバーリングタイプというのがかなり良いポイントです。というのも、枕代わりにソファのアームを使うと結構汚れるんです。
特に布の張地を選んだ場合は、人間の皮脂汚れが付きやすいんです。座るだけならそこまで気を使わなくてもいいですが、寝転がると直接肌が触れるため汚れやすいのです。
そのため、
寝転ぶことができる+カバーが洗える
という組み合わせはとても理にかなった組み合わせなんです。
張地のおすすめは「フレームの色と近すぎない色を選ぶ」こと、です。フレームのミディアムブラウンと色が近すぎると、のっぺりした雰囲気になってしまうので、コントラストを付けた色合わせが良いですね。
具体的には[定番]ベージュ(K145C)が取り回しがしやすく、使いやすい色だと感じます。通常のソファだと、汚れが目立つので薄い色を選ぶのに不安を持つ方が多いですが、カバーを取り外して洗えるので、汚れてしまうのが怖くないというのもTREL(トレル)の使いやすいポイントですね。
TREL(トレル) カバーリングソファのデメリット
重量がある
TREL(トレル)はかなり重量があります。3人掛けだと、なんと75㎏。成人男性一人分の重さ…。
脚やフレームに金属が使われているため重量があるんですね。重いので搬入や家の中での移動が大変です。1階から2階に移動するとなると、なかなか夫婦2人でも難しいかもしれませんね。
しかし、重いソファには反面メリットもあって、ソファの前に座って寄りかかっても動きにくいんです。ソファは日常的に動かすものではないので、設置は業者さん任せにしてしまえば特にデメリットでもないかもしれません。
インテリアのテイストが強め
デザイン的には、アッシュ材のブラウン着色と金属の脚がヴィンテージ感があるため、割とメンズライクなインテリアに寄っています。
ミックスインテリアであれば、難なく合わせられるちょうど良さがあるかと思いますが、ナチュラルや北欧のカラーが強めなお部屋で使うと、木の色がやや浮きます。
ミディアムブラウンを使うコーディネートや、北欧でもチーク材を使うようなインテリアであれば問題ありませんが、木の色身を白木で統一するような部屋の場合は、全体でバランスを見る必要がありますね。
SUABI(スアビ) レザーソファ 3シーター (木脚タイプ)
SUABI(スアビ)ソファは、上質な本革を使ったソファ。使い込んだ風合いのレザーを使っていて、部屋の主役級になるかなり雰囲気のあるソファですね。
シンプルな形ですが、本革の雰囲気が個性的なのでバランスよくまとまっています。張地に特徴があるソファこそ、形がシンプルなほうが映えますね。
レザーの品質に対し、価格がかなりリーズナブルです。3人掛けソファがこの価格で販売できるのは、本当に脱帽です。すごい企業努力だと思います。
やっぱりSUABI(スアビ)の一番のポイントは
本革の高級感
ですね。
フルグレインレザーと言うレザーを使っていますが、かんたんに説明すると「密度の高い、無修正レザー」のことです。「無修正のレザー」と書いた通り、修正の必要のない良質なレザーを使用しています。
レザーには、あとからシボ加工(シワのような型押し加工)を施すことがあります。これは高級感を出すためだったり、傷が目立ちにくくなるようなメリットがありますが、SUABI(スアビ)はこの後加工をしなくてよいほど、品質のいいレザーをはじめから使用しているんですね。
本革の張地はかなり丈夫なので、ソファを長く使いたい方には特に人気です。
また、スアビソファにはウッドの脚と金属の脚のバリエーションがありますが、
ウッドの脚がおすすめ
です。
金属の脚は細くてスタイリッシュですが、ウッドのほうが本革との相性は良いと思います。
ただし、ダイニングテーブルに金属脚を使っている場合や、インダストリアル系のインテリアを目指している方は金属脚のほうがバランスよくまとまることもあります。
余談ですが、インテリアショップによっては合成皮革を「レザーです」と説明することがあります。レザーと言ってもビニールレザーとリアルレザー(本革)では耐久性が大きく違うため、「レザーです」という説明があったら「本革ですか?」と一応聞くほうが良いかもしれません。
(※なお、unicoではちゃんと説明していただきました。念のため!)
SUABI(スアビ) レザーソファ のデメリット
定期的なメンテナンスが必要
デメリットに感じる方も多いのが、半年に1度くらいはメンテナンスが必要という点。
メンテンナンスをしなくても、そうそう問題が起こることはありませんが、表面がカサカサになってツヤが無くなってしまいます。これがもっとひどくなると、ひび割れの原因になってしまうので注意が必要です。
特に乾燥しやすい環境、例えば
- 西日が強く当たる
- エアコンの風が常に当たっている
という環境だと、よりこまめなお手入れが求められます。できれば、最低でも半年に1回くらいはメンテナンスをするのが望ましいです。
なお、メンテナンスにはユニタスというメーカーで販売している、レザーケアキットがおすすめです。汚れを落として保湿ケアを続ければ、味わいのあるレザーに育っていきますよ。
ZIZZI(ジッジ) カバーリングソファベッド D990
ZIZZI(ジッジ)ソファは、その名の通りベッドにもなるソファです。
ソファベッドは数多くありますし、ホームセンターなどでも販売をしていますが、ZIZZI(ジッジ)はデザインが本当にきれいです。ソファベッドはボッテリとして重くなりがちなデザインが多いですが、スタイリッシュにまとまっています。
部屋をすっきりと見せたい場合や、モダンなお部屋を好む方へは特に人気があるソファです。
ソファの背もたれを外して枕代わりに使うことができますが、機能性を感じさせないすっきりとしたデザインが素晴らしいです。
また、背もたれの形や、背もたれと座面をつなぐ金属製のパーツもかなりスタイリッシュ。北欧ヴィンテージのような雰囲気があり、アームもないためデザインも軽めなのが嬉しいポイントです。
しかも、座面にはポケットコイルが採用されています。コイルは通常ベッドに採用されるものなので当然ですが、固めで寝転がるのにもかなり快適。
このZIZZI(ジッジ)のイチ押しポイントは
機能とデザインを両立したソファーベッドはなかなか無い
という点です。
ソファベッドは特に、ソファの中でも生活感が出やすいタイプです。それをここまですっきりしたデザインで納めているのがポイント。
また、同様にジッジもカバーリング(カバーが外せる)というのも嬉しいところですね。
最初に紹介したTREL(トレル) カバーリングソファでも触れていますが、ベッドのように使うものこそ、カバーリングタイプ(カバーが外せる)を絶対に採用するべきです。
人は寝ている間にかなり汗をかくので、洗濯ができないと張地を痛める要因になってしまうのです。たまに友人が泊まるとか、だいたい寝転んでテレビを観ている人へはかなりお勧めのソファです。
ZIZZI(ジッジ) カバーリングソファベッドのデメリット
奥行きが深い
実はデメリットらしいデメリットはないのですが、女性にとってはやや奥行きが深すぎる、という点があります。
ジッジは奥行きが87cmタイプと99cmタイプがあります。ベッドしての使用を想定するのであれば、99cmタイプがおすすめです。その場合、背もたれに寄りかかって座るというよりも、座面に身体を乗せて座ることになります。
男性なら胡坐(あぐら)をかくことで対応できますが、女性はあまりあぐらをかきたくないのではないでしょうか。
そのため、女性は厚めのクッションを用意して背中に置き、カサ増しして足を付けて座る必要があります。あくまで、丁寧に座るのであればクッションを買うほうが良いです。
まあ、もちろん家で自分が使うなら胡坐をかいても寝転んでもいいんですけどね。
まとめ・unicoソファはバランスが秀逸
紹介した3点のソファに共通して言えることは、かなりコストパフォーマンスに優れたソファだということ。
はっきり言うとunicoのソファはそこまで数のバリエーションが多くありません。ソファメーカーだと30~40型程度はラインナップとして持っていることが多いですが、unicoは20型ほど。
このラインナップに集中しているからこそ、最大限にコストパフォーマンスを上げられているのではないかと思います。デザインが良く、品質もコスパが高く、価格もそこまで高くない。かなりバランスの取れたソファが多いと感じます。
好きなテイストと合って、ご予算が許すのであれば本当におすすめのソファです。長く使うこともできるソファばかりなので、ぜひunicoのソファに注目してみてください。
よかったら、unicoのコスパ最強テーブル「ADDAY(アディ)」の記事も書いていますので、合わせて読んでいただけたら嬉しいです。
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